Snowflakeとは?特徴とコスト構造を紹介

Snowflakeのアイキャッチ IT

はじめに

近年、データ活用の重要性が高まる中、クラウド型データウェアハウス(DWH)の需要が増えています。その中でもSnowflakeは、スケーラビリティや利便性の高さから多くの企業に採用されているクラウドDWHの一つです。

本記事では、Snowflakeの特徴やコスト構造について詳しく解説します。

Snowflakeとは

Snowflakeは、クラウドベースのデータウェアハウスで、AWS、Azure、GCPの主要クラウドプラットフォーム上で提供されています。従来のオンプレミス型DWHと異なり、クラウド上で提供されるフルマネージド型のサービスであるため、インフラ管理やシステム運用が不要です。データ分析基盤を迅速に構築でき、データの保存・処理・共有をクラウド環境で最適化することができます。

Snowflakeの特徴

Snowflakeが他のDWHと異なる大きな特徴として、ストレージとコンピュートの分離、自動スケーリング、データ共有の容易さが挙げられます。

ストレージとコンピュートの分離

従来のDWHでは、ストレージ(データの保存)とコンピュート(データ処理)が密接に結びついており、計算リソースを増やすとストレージコストも増大する傾向がありました。

一方、Snowflakeではストレージとコンピュートが完全に分離しているため、それぞれを独立してスケールできます。

例えば、大量のデータを保存していても、計算リソースを使わなければコストは低く抑えられます。また、データ分析時に一時的にコンピュートリソースを増強し、処理後にリソースを削減することも可能です。

自動スケーリングとマルチクラスターアーキテクチャ

Snowflakeでは、データの処理負荷に応じてコンピュートリソース(仮想ウェアハウス)を自動的にスケールアップ・スケールダウンできます。さらに、マルチクラスター構成を利用すれば、複数のクエリを並行処理してパフォーマンスを維持できます。

データ共有が容易

Snowflakeには、データをコピーせずに他のユーザーや外部パートナーと共有できるSecure Data Sharing機能があります。通常、データを共有する場合はコピーを作成して別のシステムに転送する必要がありますが、Snowflakeでは元のデータをそのまま参照させることで、セキュリティを保ったままリアルタイムに共有できます。

私が使ってみた感じ「高速!UIが見やすい!管理が楽!」というのを感じました。SaaSですので、AWSやDatabricksなどと比較しても管理が楽になることが想定され、パフォーマンスにも満足できる可能性があります。

SaaSによる管理が楽なのに加え、Storage料金が安いので、「簡易に使いたい」「大容量データを使いたい」組織に適しているかと思います。

Snowflakeのコスト

Snowflakeについて、コストは下記になります。

  • コンピュート
  • ストレージ
  • クラウドサービス使用量
  • データ転送量

参考となるSnowflakeドキュメントはコチラになります。

Pricing Options
総コストについて | Snowflake Documentation
The Simple Guide to Snowflake Pricing - Snowflake
Learn the details of Snowflake’s usage-based pricing model and how you can easily understand costs across storage, compute, virtual warehouses and more.

コンピュート

契約形態と使用したウェアハウスサイズ、利用時間に応じて課金されます。

コスト種類内容
契約形態Standard:2.85$ / クレジット
Enterprise:4.3$ / クレジット
Business Critical:5.7$ / クレジット
※AWS AP Northeast1(Tokyo)の場合
ウェアハウスサイズXS : 1クレジット/h
S:2クレジット/h
M:4クレジット/h
L、XLなどさらに大きなサイズもあります。
利用時間1秒当たりの課金となります。

Enterprise契約でXSサイズを5時間使った場合は、1クレジット*4.3$*5h = 21.5$の請求となります。

ストレージ

ストレージについては、見積もりを見ると、25$/TBが月請求されるようです。(※AWS AP Northeast1(Tokyo)の場合)

ただ、Storageについては、Snowflake特有のデータ圧縮技術が用いられているようで、実際の容量よりかなり小さく収まるそうです。なので、大きなデータを持っている組織はSnowflakeが良い選択肢になるかと思います。

クラウドサービス使用量

ユーザーの認証、セキュリティの強化、クエリのコンパイルと最適化の実行、リクエストクエリのキャッシュの処理などに課金がかかります。

しかし、このクラウドサービスの使用量は、クラウドサービスの日次消費量が仮想ウェアハウスの日次使用量の10%を超えた場合にのみ請求されます。

ウェアハウスの方が高くなる可能性が高いので、あまりコストとしてかからないのではと思います。

データ転送量

同じクラウドプロバイダーかつ同じリージョンだったら転送量はかからないですが、違うクラウドやリージョンに転送する場合は料金が発生します。

こちらは細かくテーブルで記載されていますので、料金ガイドから確認ください。

まとめ

Snowflakeは、クラウド型DWHとしてのスケーラビリティ・管理の容易さ・高いパフォーマンスを備えた強力なデータプラットフォームです。特に、ストレージとコンピュートの分離や自動スケーリング、データ共有機能が大きな特徴であり、データ分析やビジネスインテリジェンスの用途に適しています。

一方で、従量課金制のためコスト管理が重要であり、仮想ウェアハウスのサイズや利用時間を適切に調整することが必要です。企業のデータ戦略としてSnowflakeを導入する際には、ユースケースに応じたコスト最適化を意識しながら運用することがポイントになります。

Snowflakeを学ぶのにオススメの方法

書籍:ゼロからのデータ基盤 Snowflake実践ガイド

下記の書籍はラウドベースのデータ基盤サービスであるSnowflakeを使用して、効率的かつ効果的なデータ基盤構築の手法を解説してくれています。日本語書籍は限られますが、Snowflakeについて理解していきたい方にはオススメです。

スクール:現役データサイエンティストに教えてもらう

Snowflakeは様々なデータ基盤に使われていて、ビジネスでもよく用いられるため重要な技術になります。難しいと感じる場合は、相談しながら進められるスクールもオススメです。

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