高い精度が出せる「LightGBM」とは?Python例と実用例を紹介

LightGBMのアイキャッチ IT

はじめに

近年、機械学習の分野で高い精度と高速な学習性能を誇るアルゴリズムとして注目されているのが「LightGBM(ライト・ジー・ビー・エム)」です。この記事では、LightGBMの特徴、Pythonによる基本的な実装方法、そして実際のビジネス現場での活用例について紹介します。

こちらのアルゴリズムは決定木分析がベースとなっていますが、これらを合わせてしっかり理解することは高精度のモデルを作るのに非常に重要です。

しかし、もしこれらについて理解が難しい場合は、経験豊富な方とマンツーマンで学習していくのもオススメです。

LightGBMとは

LightGBMは、Microsoftが開発した勾配ブースティング決定木(GBDT)に基づいた機械学習ライブラリです。分類・回帰・ランキングなど幅広いタスクに対応しており、大量のデータを高速に処理できる点で高く評価されています。

この手法は、2017年に発表された論文「LightGBM: A Highly Efficient Gradient Boosting Decision Tree」にて解説されており、Gradient-based One-Side Sampling(GOSS)とExclusive Feature Bundling(EFB)といった高速化技術が導入されています。

主な特徴

  • 高速な学習処理:独自のアルゴリズムにより従来のGBDTより学習が高速。
  • 高い精度:ブースティング技術を活用して、高い精度の予測値を作ることができます。
  • 様々なデータに対応:決定木ベースの手法のため欠損値や外れ値の対応が不要で前処理の手間を減らすことができます。

これらの特徴により、コンペティション(Kaggleなど)や実務においても非常によく使われるアルゴリズムです。

XGBoostやランダムフォレストと比べた場合、LightGBMは学習速度が速く、大規模データや高次元データに対しても効率的に処理できる点で優れています。

そのため、とりあえず初手はLightGBMで試してみようということもよく囁かれます。

Pythonでの基本的な実装例

ここでは、Iris(アヤメ)データセットを使ってLightGBMによる分類モデルを構築してみます。

import lightgbm as lgb
import numpy as np
from sklearn.datasets import load_iris
from sklearn.model_selection import train_test_split
from sklearn.metrics import accuracy_score

# データの読み込み
iris = load_iris()
X = iris.data
y = iris.target

# 訓練データとテストデータに分割
X_train, X_test, y_train, y_test = train_test_split(X, y, test_size=0.2, random_state=42)

# LightGBM用のデータセットに変換
d_train = lgb.Dataset(X_train, label=y_train)
d_test = lgb.Dataset(X_test, label=y_test, reference=d_train)

# パラメータ設定
params = {
    'objective': 'multiclass',
    'num_class': 3,
    'metric': 'multi_logloss',
    'verbosity': -1
}

# モデルの学習
model = lgb.train(params, d_train, valid_sets=[d_test], num_boost_round=10)

# 予測
y_pred = model.predict(X_test)
y_pred_labels = [np.argmax(line) for line in y_pred]

# 精度評価
print("Accuracy:", accuracy_score(y_test, y_pred_labels))

Accuracyが1.0と表示され、よく予測できていることが分かります。

実用例:ビジネスでの活用シーン

LightGBMは多くの業界で実用化されています。以下に代表的な活用例を紹介します。

例1. 顧客離反予測(Churn Prediction)

通信やサブスクリプション型のビジネスでは、顧客が契約をやめる前兆を捉えることが重要です。LightGBMは特徴量が多くても高精度で予測でき、ターゲティング施策の手法の一つになります。

例2. クレジットスコアリング

金融機関では、ローンやクレジットカードの審査において与信リスクを予測する必要があります。LightGBMはカテゴリ変数もエンコードすることですぐに扱えるため、モデルの解釈性と精度の両立が可能です。

例3. 需要予測(Demand Forecasting)

小売業や物流業界では、商品の売上や需要を正確に予測することが在庫管理や供給計画の最適化に直結します。

LightGBMは季節性、販促イベント、天候、地域特性など多様な特徴量を組み合わせることで、需要の変動を高精度に捉えることができます。これにより、機会損失や余剰在庫の削減につながります。

まとめ

LightGBMは、高速・高精度でスケーラブルな機械学習アルゴリズムです。Pythonで簡単に扱えることから、データサイエンスの現場では非常に重宝されています。

分類や回帰タスクなど幅広く活用できるため、実際のビジネス課題にも応用できるため、今後もますます重要性が高まっていくことが考えられます。

LightGBMを学ぶのにオススメの方法

書籍:LightGBM予測モデル実践ハンドブック

まさにLightGBMを学習する方向けの書籍になります。概要から実際の扱い方まで幅広く記載されています。

スクール:現役データサイエンティストに教えてもらう

LightGBMはデータ分析でよく用いられ、高精度を出すことができます。一方で導入の際にはビジネス側に説明をすることがあるため、しっかりと理解することが重要です。スクールなどに入り、アドバイスしてもらいながらしっかり理解して進めるのも良いと思います。

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